POSって、、 [POS]
POSとは?
コンビニやドラッグストアなどでみるPOSレジとは違うんです。
POS(ピーオーエスって読みます)は、
Problem Oriented Systemのことをいいます。
日本語に訳すと「問題志向型システム」といいます。
・・・・・・・ 。
要は「患者様の視点に立って
その患者様の問題(Problem)を解決する」ことです。
薬剤師は真面目な人が多い(?)せいか、
処方内容に基づきマニュアル化された薬の
説明をしてしまっちゃうのですね。(そのほうが楽だし・・)
でもホントはその患者様の生活背景や悩みなども
含め全体像で患者様を捉えなくては
薬の説明の意味がありません。
だから同じお薬の患者様がいても、
必ずしもProblemは一致しない。
なので説明も変わってくるはずです。
最近の薬局は薬歴(病院で言えばカルテみたいなもの)を
コンピュータで管理するところもありPOSがわかる方と
そうでない方で説明能力に大きく差が出てきているんです。
POS実践の一つ方法のSOAP(石鹸ではありません)
方式は、患者様のさまざまな情報を分類し、
POMR(=Problem Oriented Medical Record
=問題志向型診療記録のことで調剤薬局の場合は薬歴)
に記入します。
SOAPの記載分類は大まかに下記のようになります。
S:主観的情報 → 患者の言ったこと(なるべくそのまま)
O:客観的情報 → 患者の行動、表情、検査の数値、
薬の内容など、薬剤師の説明したこと
や薬剤師が尋ねたことなど
A:評価 → 上記SとOから得られる薬剤師としての判断や感想
P:計画 → 薬剤師の行ったこと、次回チェックすること
たとえば・・・
患者様の問題(Problem)
『 昨日、彼からの“おやすみメール”が遅かった。 』
S(主観的情報):彼「取引先のシステムがフリーズした。」
「復旧に手間取り帰宅が遅くなった」
O(客観的情報):・今朝の彼はいつもより声がハイテンション。
・言葉数も多い。
・携帯での連絡なので臭い、表情は不明。
・帰宅が遅くなる時は適宜連絡を
入れるよう事前通告していた。
・昨晩の対応先名を尋ねたが回答なし。
・今年は私に会いに来る回数が極度に減少。
・最近メールの返事も短くなった。
A(評価):・週末になると取引先対応で残業が多いが何故?
・服や音楽の趣向の変化は今住む場所の影響?
・遠距離恋愛の副作用が出ている恐れあり!
P(計画):・来週末に彼のマンションを抜き打ち訪問!!
・ビシッと言ってやる!! (←これはダメ)
厳密には正しいかどうか怪しいのですが・・・
まぁこんなところです。
ちなみに私と彼は遠距離でもラブラブです
コメント 0